スピリチュアル2人羽織。


ちょっと不思議な雲。
夕暮れ近い空に、飛んでいるのは朱雀?
それとも、天使?

今日はアカデミックなお仕事をなさっている、
長いお付き合いになるクライアントさんが来訪。
お元気でしたか、とお互いにねぎらい合って。

「先生、お疲れ様です。お忙しいでしょう。」
「いやー、先生。いやはや。なんだかんだで。いやはや。」
お互いに先生、先生と呼び合いながら話は進みます。

「それでね、先生。実は先日、会議で爆発しちゃいまして。」
「まあ、先生が?爆発?
珍しい、こんなにセンシティブな先生が、爆発なんて!
どうかなさったんですか?」
「いやあ、それがねえ、先生。
なんだか、ですね。こう、ふつふつと怒りが湧き上がって来ましてですね。主任に。」
「まあ、主任に。それはそれは先生。」
「でね、先生。気付いたら、私、
主任に異議を申し立てしていたんです。
とりあえずは、感情的にならないように、ですね。
こんな事やらあんな事やら。」
「まあ、先生!
それは感情的にはそこそこ抑えてはいますが、
全く冷静とも言えず、何より先生がそんな発言を会議中になさるなんて。」
「なんだかねえ、先生。」
「聞いていますとですね、先生。
正義感に溢れ、超正論ですがなんて好戦的な。」
「そうなんですよ、先生。
私も発言しながら、なんで私、こんな事を言っているんだ、
不思議、と冷静に考えていて。
ひょっとしたら、何か憑いていた?みたいな、先生。」
「いやー、先生。憑いていたんでしょうか。
みてみましょう。」

そして、リーディング。
「先生、どうやら本当に憑いて。
その、主任に対してかなりの、恨みを抱く人がいるようで。どうもその人は亡くなって。」
「あらー、先生。確かにね、
私、詳しくは知らないのですが
主任が前任の学校で、何か意見衝突していた相手が亡くなったとか。話していました。」
「どひゃー。それそれ。」
「いや、参りました。
しかし、なんでそのようなことに??」

「多分、その亡くなった方の無念が残っていて、
先生にまるで、2人羽織のようにその無念がかぶさって、ですね。」
「2人羽織のようにかぶさって?」
「そうです、あの有名な○清紡のコマーシャルの、
リトリバーの2人羽織みたいな。」
「先生、あの
♫○清紡〜名前は知ってるけど〜♫、のコマーシャルの。」
「はい先生、その
♫何をしてるかしらない〜♫のコマーシャルの。」
「リトリバーみたいに?」
「そうですね、無念との2人羽織状態で。先生。」
「で、思わず言っちゃった、と。先生。」

もう、二人の頭の中は
♫○清紡〜、名前は知ってるけど〜♫というフレーズが
リフレイン状態。
でも、気を取り直して霊障が無いかリーディングしてみます。

「まあ、先生。無念が少し晴れました、
物言い出来ました。ありがとうございました、
お世話になりました。」
と出ていますよ。良かったですね。
クライアントさんは涙ぐみながら、
「そうでしたか、そうですか。
私に無念が晴らせましたか、良かったです。」
と、優しい笑顔をみせました。
なんとお優しい。ありがとうございます。

全てのケースがそうなるわけではありませんが、
今回のように
「憑依」ではありながら♫○清紡〜♫、のような場合は、
それなりに建設的で後の霊障も無く、
必要なことになるので良いのかな、と思われます。

そして、リフレインが叫んでる…♫♫♫