夏が行く。


庭の柚子の若葉。
よく見ると、小さな小さな丸いものが葉っぱについているのがわかるでしょうか。
少し白っぽいものと、少し黒っぽいもの。

これはアゲハのたまごなんです。
多分、この柚子の木でこのアゲハは育ったのでしょう。
「実家」にたまごを産みに戻る性質が、ある種の蝶にはあるそうです。

この家に移り住んだ時、
アゲハやクロアゲハがよく飛んできて、
邪気祓いに植えていた金柑にたまごを産み付けていました。
金柑一本だけでは産卵場所が足りないかな、と柚子を2本
追加して植えまして、
それからは毎年、アゲハやクロアゲハが産卵に来るようになっています。

今日で8月が終わります。
今年はコロナの影響のせいか、
はたまた酷暑で頭の活動が鈍るせいか、
季節感が余りなく、いつもふうふう、ひいひい
言っているうちに暦だけが過ぎていく、という感じです。

白っぽいたまごはまだ、産み付けて間もないたまご。
黒っぽいたまごは、もうすぐ幼虫になるたまご。

若枝が伸びてきていたので、邪魔かなと何気なく手折ったら、青虫になる前のアゲハの幼虫がいて、
赤い角をにょきっと出して、頭を振って怒っていました。

ごめんね、ごめんね。怖かったね。


葉っぱにピントがあっていますが、
中央のボケた、鳥の糞に擬態しているのが幼虫です。
赤い角は引っ込めてくれました。

この幼虫がちゃんと青虫になり、サナギになり、成虫になれますように。
気候次第で、さなぎのまま越冬するか、成虫で越冬するか、
いずれにしても秋産まれの蝶は、春産まれより過酷な季節を生き延びていかないとなりません。
しかし、比較する対象を知らないこの幼虫は、
もくもくと、たくさん葉っぱを食べながら変態を待つのでしょう。

頑張ってね。
秋に、そして来春に、蝶になったあなたを見せてね。

行ってらっしゃい。


夏の江ノ島付近、真夜中の空。
不思議な光。雷雨ではなく。

33年間お付き合いし、26年間一緒に暮らした
姑が先日、他界しました。
寿命を全うし、幸せだったと思います。
葬儀が済んで、仮祭壇を設置しています。

今朝の夢で、
いつの間にか姑が若返って帰ってきている。
まあまあ、おばあ。こんなに若返って。
ご飯食べる?ビール飲んじゃう?
姑は楽しそうに飲み食いし、テレビをみている。
お酒が無くなったから、買いにいくねと私は家をでる。

ビールや酎ハイを買って帰ってくると、
一階のベランダの窓から姑が出掛けるところでした。
おばあ、出掛けるの?お土産、たくさん持った?
私は声をかける。
そんなとこから出ないで、玄関から出れば?と。

姑は、
いやいや。もう玄関からは出られないのさ。
玄関から出入りするのは、もうお盆の迎え火と送り火のときだけさ。
私らはお盆、やらなかったけどさ。
アキヨさん、あんたはちゃんとやってよね。
じゃあ、行ってくるよ。

そう言って、姑は早足ですたすた出掛けていき、
私は目が覚めました。

おばあ、行ってらっしゃい。
大丈夫、私はお盆の所作はわかるから
子供たちにも教えるからね。
お世話になりました。

婚カツをなさっている方へ。


残暑お見舞い申し上げます。
今年の夏は、また一段と暑くて暑くて。
猫も犬も、なんとなくゆるゆる状態。

弟子の天野ゆうじさんが、
婚カツに関してブログに記しています。

https://iaoh.jp/blog/amano/

男性の目からみた婚カツ、
どうぞご参考になさってくださいね。

暑いので…


毎日、本当に暑いので。

学芸大学オフィスに、室内噴水を2つ、設置してみました。
かすかな水音。
優しいひかり。

空間の浄化にも一役、買ってくれています。

礼儀正しい?


相鉄線イメージキャラクターの「そうちゃん」。
新しい車両のパスケースに乗っています。
(クライアントさまに頂きました。ありがとうございます!)

連日、酷暑が続いています。
学芸大学オフィスはビルの最上階に加えて、
屋根裏部屋的な構造なので、真夏の太陽に照らされて
昼から夜19時くらいまで猛烈な暑さになります。
加えて、換気の為に窓を開けると、
ベランダから熱風が吹き込んできて、まるでサウナ。
熱風でも換気を取るか、悩むところです。

そんな暑さの中、
青白い顔色ですっかり疲れ切ってお越しになったクライアントさん。
教育・研究関係の、責任ある難しいお仕事。

「いやあ、暑い。」
猛暑の中のご足労、大変恐縮です。
あら、少しお痩せになりましたか?
今はコロナ太りで、
平均2キロは増えるのが王道らしいですが。
逆にお痩せに?
「うーん、いろいろ本当に悩ましくて、
頭がぐるぐるしちゃってまとまらなくて。
変、みたいです。職場の人たちにも、大丈夫ですか?
って、毎日、聞かれてしまうくらいだから。
食欲も無くて。食べたくないんですよ…」

ありゃー。それは難儀ですね。
そうですね、
ちょっと見はバランス取れているように見えますが、
かなり混乱していますね。
これはキツイですね。
心療内科でお薬を?それは必要ですね。
医師の指示に従いながら、きちんと飲んでみてくださいませ。

なんだか、物凄く気が滅入ったり、逆にハイテンションになったり、騒がしいような、全く落ち着かない状況ですね。
「そう。もう何をどうしたら良いのか。」
「とにかく、何でこんなに自己否定が強くなったのか…」

そんな会話をしていて、
気付いたら流しているBGMの音楽が、
原因不明のハウリングを起こして、
不思議な宗教音楽のようになっていました。
あれ。これは変。何かあるかな?
少し身構えていたら、
玄関にかけてある「さるぼぼ」につけてある鈴が
ちり、ちり、ちり。と鳴り出して、
すうっと空気がながれて部屋の空気圧がちょっと変わったような、
何かが確かにドアを開けて出ていった気配がありました。

しかし、ドアが開いた音はしない。

クライアントさんと顔を見合わせて、
今、確かに何かドアから出ていきましたよね、と話をする。
クライアントさんはうんうんうん、と頷いて
「あ、でも身体が軽くなって、
なんだかすっかり気分が良いです。
何かその、出ていきましたよね。」
「はい、そうですね。」
「ドア、から出ていきましたよね。」
「はい、ドアからですね。」

「いやー、なんと申しますかその。
不思議なものも、礼儀正しいんですねえ。
ちゃんとドアから出ていくなんて。」

確かに。
どこでも通り抜け出来るはずなのに、
何故かやはり開口部を通る傾向強いですね。
ドアとか、窓とか。

礼儀正しいのかどうなのか、わからないですが、
時期はお盆。
礼儀正しくお迎えし、送りたいと思います。

人形の夢。


江ノ島にある「児玉神社」の地域猫さん。
狛犬の足の間からこんにちは。

霊的に意味がある夢をみることが出来る能力者を「夢見」といいます。
トランス状態になり、憑依させる事でビジョンをみていくのはシャーマン。
みる夢そのものに意味があり、独特な夢をみるのが夢見。
しかしながら、夢見は必ずしも、自分がみた夢を理解、解析出来るわけではありません。
審神者(サニワ)的な解説者を必要とする場合が多いです。
私には3人の子供がおりますが、長女が夢見のようです。

今朝、長女がみた夢。
(うちは二世帯住宅です)
一階の親世帯のベッドに寝転んでいて、
ふと「人形」が三体、そこにあるのに気づく。
コケシのような、シンプルな構造のそれには、
一体には全体を覆うような「バツ✕」がついていて、
一体には頭に✕。
もう一体はどうも、下半身が無いみたい。
それを見てとうとつに、
「そうだ、このうちに以前住んでいたひとりは既に世を去り、
もうひとりは知的障害があり、もうひとりはパーキンソン症候群で歩けなくなっていた…」
と、「思考」が動きだす。
すると、なんだかさわさわさわ、怖さが訪れてくる。

夢の中で、慌てて手荷物をまとめ、
帰ろうとして玄関に急ぎ行くと、
いつの間にか「人形」の一体が玄関に居て、
ぴょん、と飛び付いてぶら下がる。
ドアは開かない。
恐怖の波が来て、目が覚める。

うーん。
そうね、「誰か」が、帰りたがっているような。
思念は、それを絶え間なく思い続け、考え続けることにより
「ヒト」から独立し、
それに雑鬼がまとわりついて、いつの間にか魍魎となる。
そういう事はある、と私は考えていて、
今回はそのケースかしら。

昼頃、姑が入院していた病院から連絡があり、
今のうちに皆さんで御見舞に来て構いませんよ、とのお話。クライアントさんに連絡し、後日振替にして頂きました。
ご快諾くださってありがとうございました。

見舞いに行ったら姑はそれなりに元気で、でも
見舞いの間、姑はずっと「足がね。」と言っていました。
痛いでも、痒いでもなく、ただ「足がね。」と。

病院からの帰り際に、家人のシャツのクビの後ろ、
丁度、正中線のところに何か、付いているのに気が付きました。
鳥の糞?
糞のような「汚いもの」が身体に、付くこともケガレ、
となります。
ケガレは、その力で結界を解除してしまったり、します。
家人がそのまま、帰宅して家に入ったら
彼が家の結界を壊し、いくらでも魑魅魍魎が自宅に入ってきてしまう状況。
自宅前でシャツを脱がし、激しく祓いながら道を作り、
無事に帰宅。
しかし、どこで鳥の糞が付いたのか、
皆目、見当がつかない状況でした。

何も起きなかったのか、
これから起きてくるのか、まだまだわからないですが
日々、よくわからない、不思議なことは
たくさん、生じているようです。

例えば、人形の夢をみる、とか。

「ねかせ玄米」作成奮闘中。

最近、「ねかせ玄米」(発酵玄米)にトライアルしています。
以前は発酵玄米、と呼んだのですが、高温(77℃)で発酵させるため、酵素が出来るのか?など不明瞭な要素がある為、
ねかせ玄米と呼ぶようになったそうです。

玄米を発芽させて、小豆と自然塩で炊き、
それを高温で3日間保温しつつかき混ぜて、熟成(発酵?)させて出来上がり。
固くポソポソした玄米が、発酵のちからでもちもちになり、
旨味もでて栄養満点!の、非の打ち所が無いご飯になります。

……と、簡単に書きましたがこれがなかなか大変。
玄米は圧力鍋で炊く、発芽させる、など手間暇、かかります。
熟成させる間は、消毒したしゃもじで一日に一度、
撹拌します。

うっかり、消毒しないしゃもじを使うと
雑菌が繁殖していたんでしまったり、
高温に強い、どこにでもいる「納豆菌」が入ってしまったりすると、
保温釜の蓋を開けたらあら不思議、
納豆の匂いが思いっきり立ちのぼる!ということも。
納豆の匂いになると、食べられなくはないですが
強烈な匂いなので、かなり勇気が必要になります。

スリリングで度胸試しにもなり、
忍耐力も養うねかせ玄米作り。
免疫力アップになるかなと期待しつつ、
いつまで続けるかは自分でもわかりません。
ちなみに、大変高価ですがねかせ玄米専用の
電気炊飯器も市販しているそうです。

勘違い。


生後4ヶ月のペキニーズの「殿」くんと、
ノルウェージャンフォレストキャットの1歳の女のコ、あおちゃん。

あれ?
あお、いつの間にか子供産んでいたのかなあ??
あれ?そうだったかな。そうだったかも。
でもこの子、ニャアニャア鳴かないなあ。

いつも不思議そうに、首を何度もかしげながら、
なんとなく寄り添ってあげています。
母性本能なのでしょうか、好奇心からなのでしょうか。
いずれにしても、愛にはたゆまぬ好奇心も必要なのかもしれません。

そろそろ梅雨も明けそうです。
暑さは超苦手。
コロナの影響もありますので、様子をみながら学芸大学に入ります。
皆様もご自愛くださいませ。