目黒に座する天恩山、五百羅漢寺。
多数の羅漢像が並ぶ姿は圧巻ですが、
こちらに大変珍しい、
「獏王」と名付けられた不思議な像があります。
獏王の獏は、悪夢を食べてくれる、という
言い伝えがある、架空の動物、貘。
この王様、という事ですが、
神社の屋根の下にある、木鼻の貘のような巻き毛も無く。
真っ黒な体に、幾つも目があるちょっと怪異な姿。
実はこの獏王、
貘ではなくて、中国の瑞獣である「白澤」(はくたく)
ではないか、と言われています。
森羅万象に通じた、知識と旅の守り神、白澤。
その姿を祀る神社仏閣は少なく、
有名なのは長野の戸隠神社の奥宮。
そんなレア度MAXな、有難い獏王さま。
旅の前に、一歩踏み出す勇気が欲しい時に、
知識を生かしていきたい時に、
獏王さまにお願いすると良いかもしれません。
こちらが、獏王除災守。
なんと、獏王の体と、顔にある目の部分だけ、
守り袋の織りが違い、目がギラギラして見えるのです。
迫力〜!
こちらは、弟子のヨモギダさんが買ってきてくれました。
ヨモギダさん、ありがとうございました!