私の宝物。

鏡よ鏡よ鏡さん、世界でいちばん可愛い猫はだあれ?

そんなふうに、鏡を覗き込んでいるように見えるのはスコティッシュフォールドの女の子、うみぼちゃん。
耳が寝ていて、つるっとした頭で海坊主みたいだから、と付いた名前。
レディに対して失礼よっ!と、うみぼちゃんに怒られそうですがなんとうみぼちゃんはスコティッシュフォールドなのに飼育放棄された保護ネコです。

ピグミイな小さな身体、でも非常に「凶暴」。
それは、うみぼちゃんがスコティッシュフォールド特有の遺伝性関節炎に冒されていて、常時、全身に激痛があるから、なんです。
痛いから、いつもいつも痛いから、触られると攻撃されていると思うのでしょう、不自由な身体なのに渾身の力で反撃してきます。
ねえ、うみぼちゃん。
もう、あなたも12歳になったのだから、長くともに暮らしているのだから、慣れてよねお願い。
でも、ご機嫌な時は鳩のようなくるくる、という可愛い鳴き声をたてながらそっと甘えてきます。


お手々の関節炎が悪化してどらえもんの手のようになっています、痛いからいつも額に深い皺。
うみぼちゃん、それでも長生きして頂戴ね。


こちらは20歳を越えたおちびちゃん。
最近は寝てばかりいるおばあちゃん。
でも、新入りのはちぽちちゃんに教育的指導の深いパンチを繰り出しています。


左側がフランス原産猫、シャルトリューのちゅーちゃん。
先天性疾患と戦いながら13歳になってくれました。
定期的な通院は欠かせませんが、とても優しい男の子。
新入り、はちぽちちゃんに寄り添って面倒をみてくれています。

右側はまるちゃんのフュージョンとしてうちに来たはちぽちちゃん。
こんなに大きくなりました。
やはり疾患はあり、もうすぐ初回の手術です。
はちぽちちゃん、頑張ってね。

私の大切な宝物。
うちに来てくれて、みんな本当にありがとう。