変わらぬ思い。

フランス在住の友人が送ってくれた、天使ミカエルがドラゴンを退治しているポスター。

ノルマンディー地方に古くから建つ、スリジー・ラ・サルの城に展示されていたそうです。

正義が悪を挫く。全世界共通の意識。
これは、人間特有かもしれません。他の生き物だったら、強いか弱いか、になるわけで。
しかし、人も同様であるようにやはり思われ。

美しい地球、母なる地球の愛、の中には
否定出来ない強弱関係が介在しているのが垣間見え、
愛とは人とは一体、なんだろうと時に深く考えてしまう。

大天使ミカエルは、ドラゴンを食べるわけではないのに、
何故、退治したのか。
人が襲われてかわいそうだから?
人々が祈りを捧げたから?
神に命じられたから?
天使もドラゴンも、同じ翼族の仲間ではないのかしら?

ひと、という存在の奥に潜む「原罪」が垣間見えた時に、
つい、地球は宇宙の流刑星だったのかな、と思う。
先住していたのは、爬虫類、鳥類、魚類、ドラゴン。

そんなファンタジーを、
混沌としてきた世界情報を聞きながら考える。