クライアントさまが送信してくださった、札幌の満月です。幽玄ですね。
今日の満月は部分月食もあり、意味合い深い満月、なんだそうです。インターネットを開くと、占星術的、天文学的、スピリチュアル的、様々な解説が成されていて感心しますし、よし、特別な満月ならば気合い入れてお願いしてみようか、と思う方もいるでしょう。
私は幼い頃に、お月様の事を「のの様」と呼ぶのよ、と教えてもらった事があります。
「のの様を見たら手を合わせて深くお礼をしなさいね。そして、のの様、のの様。これからもお教え・お導き・お見守り下さい、と心から唱えるのですよ。」
それを教えてくれたのは私は母だと思っていたのですが、後日、母はお月様をのの様と呼ぶなんて知らない、と言っていましたのでそれを言ったのは誰だったのか。今は記憶が曖昧で思い出せないのですが、とても大切な事を教えてもらった、と幼心に感じた事は今でも、覚えています。
敬うものに、願いの合理性を預けて希望を連ねるより、真摯に手を合わせて御礼を伝えたい。
そこに、アニミズム上の重要な認識、「畏怖と畏敬」が自然に含まれてくる。
私はそのように思います。
今日の満月にも、手を合わせながら。