The Tarot of Mytical Creatures

2010年に、タロットカードを自筆図版で作りました。
一般的なタロットカードのシンボリズムを踏まえた上で、古今東西、神格から悪鬼までを取り混ぜて、スピリチュアル(霊性)を内在するオカルティズム(超自然主義)としての「シンボリズム」を使っています。
※ちなみに、在庫は全くありません。

要は、このオカルティックなカードは、
「まじない」としての意味も待ち合わせているわけです。
いろいろな想いが交差する年末年始に、
例えばスマホの待受画面に。
というような活用が出来れば、と思います。


「復活」のカード

本来は「復活」→フェニックス(火の鳥)を描こうと思いながら画量不足で、孔雀になってしまいました。
でも、尾の部分だけはフェニックスになっています。
孔雀は「毒虫や毒草を喰らう霊鳥で、諸病痛を除く」とされています。
体調の回復、改善用待受画面としてお薦めです。

また、フェニックス(朱雀)は実は、白龍の戦闘形。
熱き想いで挑む勝負事にも向くでしょう。
流行り?の「復活愛」には無効です。


「塔」のカード。
アメリカ、ヨーロッパ諸国では一様に
「破壊と滅び」
のカードとして、スーパーネガティブの設定になっているのが、「塔」です。

しかし、このカードはリヴァイヤサン。
西洋では巨大な海蛇、東洋では青龍になります。
リヴァイヤサンも青龍も、共通事項は水を支配し、雷を操る事。
あのルシファーが
「彼(神)が私より優れていたとしたら只ひとつ、それは彼がイカヅチ(雷)を持っていた事だ。」
と独白したように、神の権威(カムイ)は実は、イカヅチにあるのかも。
それを操る、リヴァイヤサンのこの待受画面は
天祐としてのチャンス、神の威光を求める時に有効です。
塔のカードは大破壊、その先入観が強い人は使わないほうが無難でしょう。


「月」のカード。
中国の魔獣、「混沌」がモチーフです。

混沌は犬に似ていて犬ではなく、目は見えているがなにも見えず、耳は聞こえているが聞くものは無く、尻尾を咥えてただ、ぐるぐると回るだけ、という存在。

年末年始、面倒な事から逃れたい。
自分の本心本音を隠し、無難に過ごしたい。
そんな場合に有効です。

日本は孤立した島国ではあるけれど、
実はいろいろなアカデミズムの東方終着点。
様々な叡智の融合、というまたとない地点に生まれたからこそ、
もっと柔軟な思考と世界観を発信していけたら。
気付きの中核を進化させていけたら。
来年は。