思いは通じる。


小田急電鉄の白いロマンスカー、VSE.
人気がありながら、昨年、2022年3月で定期運行を終了しました。
2023年秋には、完全引退になるそうですが、
(長野電鉄さんは、引退したロマンスカー車両を特急としてつかっているので、VSEも引き取ってくれないかなあ、と思いつつ。)
定期運行後の、特別イベントに出発する為に車庫を出た時に、人身事故が生じてしまい、
イベントも中止?延期?になってしまった悲劇があり、
せっかくの引退後の晴れ舞台だったのに、全てが気の毒で可哀想で、気になっていたのですが。

GW中、本当にたまたま、VSEが走る勇姿をみることが出来ました。
朝早く、線路の方であまりにもカラスが鳴くから、
ひょっとしたら何かあったのかしら?と見に行ったのですが特に変わりはなく、
ほっとしたらそのときに、目の前をVSEが、江ノ島方面に走っていったのです。
もう、びっくりするやら、嬉しいやら。
やっと会えたね、良かったね、また走れたね。
そんな気持ちで、つい、走り去る姿に手を振ってしまいました。
それからしばらくして、近所に買い物に出て、
ふと、また線路が気になり、行ってみたらなんと!
今度は、上り方向へと走り去るVSEに、たまたま遭遇。
また手を振って見送ったのでした。

GWで、小田急電鉄主催の特別イベントがあったようですが、一回のみの特別運行に出会えたのは本当にラッキーでした。

ふと、VSEに、
心配していた思いが繋がったのかな?と。
かたちあるものは、形なりの存在の意味を持ち、
そこに魂が宿る、とされるアミニズムの考え。
白いロマンスカーVSEにも、やはり魂が宿っているんだなと思えたのでした。
それは、とても幸せな事でした。