虹の橋を渡らなかった仔。

10年前の夏の終わりに我が家に来た、捨て猫のまるちゃん。
我が家には行き場を無くした犬や猫が一時期、本当に沢山おりまして、この仔は「これで引き受けはおしまい!」の意味で、まる。という名前を付けました。
猫AIDSのキャリアでもあったまるちゃんは、何故かぐんぐん大きく育ちまして、最盛期にはなんと、9キロもありました。
大きな身体ではありましたが、病気の多い弱い仔ではありました。

そのまるちゃんは、今年の夏のある日、突然に心臓の発作を起こし。
それでも2日間、頑張って頑張って私が介護帰省から戻るのを待っていてくれて。

猫の中では一番若いまるちゃんが旅立ち、やはり悲しさは募り、そんなある日末っ子にお母さん、まるが何処にいるのかカードでみて欲しい、と言われました。

リーディングしてみたら、
まるはまだおうちで暮らしている、お姉さんの勉強している側にいる、どこにもいかない、との事。
末っ子は獣医学臨床専攻で、いつもまるちゃんは末っ子の猛勉強に寄り添っていたのです。

私と末っ子は相談し、まるちゃんのヨリシロになる子猫を迎えよう、ということになりました。
まだ小さい仔なら、魂がフュージョン出来てなんとかやっていけるはず。

そして迎えたのがはちぼちちゃん。

リーディングして選んだ仔です。

はちぼちは先住猫たちに教育されながら、すくすく育っています。
フュージョンしているのはまるちゃんだけではなくて、旅立ったあの仔もこの仔も、そうかな……?
そんな話をしながら、無事に育って欲しいと願い、お世話しています。

弱かったまるちゃん、はちぼちと同化して走り回れて良かったね。