鳥も好き。

北海道に来ています。
今年の北海道の夏は、あり得ないほど雨ばかり、
でも晴れるとこんなに美しい、空の青。

こちらは函館本線の駅と、快速いしかりライナー。
うーん、ローカル。

北海道に来ていると、
内地に居るときより頻繁に、鳥に遭遇するように思います。
カラスは特に多いですが、北方は動物が巨大化する傾向がある為か、
スズメも内地のスズメより、ひょっとするとひとまわり以上、大きい。
白鳥も丹頂鶴も、オジロワシもオオワシも、みんな大きい。美しい。

私の実家の家族は皆、有り得ないくらい動物嫌いで、
それでも小学生の時に頼んで拝んでやっと、文鳥を飼うのを許可してもらい、そんな理由もあり鳥も大好きです。
その文鳥は12歳まで、素晴らしく長生きしてくれました。
今は猫がいるので、鳥は飼っていないですが。

飼うならばフィンチ系かな、と思いますが
見るのは猛禽類が好き。
美しいなあ、と惚れ惚れするのはチョウゲンボウ。
とても心を惹かれるのは、
生き物としての極限の速さを持つハヤブサ。
でも近年の研究により、ハヤブサは実は猛禽類ではなく、インコの仲間と判明したとか。
確かに、まっ黄色な嘴と足は猛禽類っぽくないかも。

可愛いお顔のハヤブサ。

カッコいいのは、ミサゴ(オスプレイ)。
真っ直ぐに獲物に向かって急降下するので、米軍が名前を借りたそうです。

可愛いのか、ちょっと不気味なのかわからないけれど、なんだか気になるのがメンフクロウ。

今年、旅立っていった猫のうみぼちゃんにどこか、似ているからなのかも。

そして、何故か学芸大学オフィスには、
頂いた猛禽類グッズが静かに、増えています。

ブレスレット。

ソファーの上で居眠りするはちくん。
ソファーの側面は爪研ぎされてぼろぼろ……

遂に
手持ちのブレスレットを全て、貸し出してしまいました。
但し、自作のものです。
人様から頂いたものは、数少ないですがそれは、「私のもの」なので。
自作のパワーストーンブレスレットは在庫ゼロ状態。
リーディング中も、ノーブレスレット状態。

あ、お貸し出し中の方々は、気になさらなくて大丈夫です。
もうブレスレット無しでも大丈夫、という時期が来たらお戻しくださいませ。
私はしばらくは、なにも着けないのも良いかも。
と思っています。

ストーンをそのうち、仕入れに行こうと思います。

トリセツ。

この時期、黄昏時になると、自宅周辺にはコウモリが飛び交います。
小さな体。翼を拡げても、手のひらくらい。
氏神さま境内で、コウモリを撮ろうとしましたが
上手く撮れませんでした。黄昏時は難しいですね。
コウモリは中国では、富と成功のシンボル。
お金が飛び込んでくるように、コウモリのモチーフのお守りを身に付けます。
日本には余りないのが残念です。

家族がみな、某チェーン店のドーナツが好きなので
店が開いている時間に帰れる時は買って帰るのですが、
その時にいつも困惑するのが、
スタッフさんがこぼれんばかりの笑顔で、
私の差し出すトレーの上の、
こぼれんばかりの大量のドーナツを見ながら、
「こちらでお召し上がりになりますか?」
と屈託なく聞いてくる、その瞬間。

……私がこの量をこの場で、むさぼり食うとお思いか?

とは言わず、こちらもにこやかに、
いえ、持ち帰りますと告げる。
そして、スタッフさんは紙箱にがんがん、ドーナツを詰め始める。

……これは、一種の儀式なのだろうか。
「こちらでお召し上がりになりますか?」と聞くと
また直ぐに買いに来たくなるような、そんな効果が生じる実は、魔法の呪文なのだろうか。
それとも、トリセツに書かれているような、免責事項につながるのだろうか。

マニュアルというより、トリセツ。そんな感じ。
毎回、言うほうもまた、本当に大変ですよね。
安心してください、決して
「はい、この場で全部食べます。食べてみせますとも。」
とは申しません。大丈夫です。

ほおずきを頂きました。

とても素敵なアレンジメントを頂きました。
ありがとうございます。
主役はほおずき。
私くらいの年代の人だと、
幼い時に一度は、ほおずきの実を揉んで柔らかくして種を出し、
橙色の皮を咥えて、ぷうぷうと鳴らしたことがあるのではないでしょうか。

ほおずきは漢字だと、「鬼灯」と書きます。
仏教習俗であるお盆では、
ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、
枝付きで精霊棚(盆棚)に飾ります。

こちらは「ほおずきちょうちん」。
葉脈だけになったガクが繊細で、美しいですね。

作り方は簡単。
ほおずきの実をガクごと、水に浸けておくだけ。
だいたい、4~5日で、皮がゆるゆると溶けてきて、
綺麗に葉脈だけが残ります。

こんなに綺麗で明るい橙色。
今風な表現だと、ビタミンカラーと言うのでしょうか。
太陽を思わせる、活気をもたらす色。

しかし日本では、沈む太陽にほおずきのイメージを当てはめたようです。
日が落ちて闇が来ると、それは鬼が闊歩する時間。
そんな理由から、鬼灯の当て字がついたのでしょう。

鬼。
例えば般若は、女の嫉妬からの悲しみが鬼へとメタモルフォーシスさせていく過程。
若女→泥眼(でいがん)→生成(なまなり)→般若→蛇神
と変遷していく。
能面のそれらはとても怖い顔で、
だから鬼とは恐ろしいもの、と忌み嫌われる。

でも、人を愛するが故に鬼になるというのならば、
それを止めることがだれに出来るだろうか?

日本の鬼、はその根源に
耐え難い深い哀しみ、がある。
それでは、西洋の悪魔は?
多分、悪魔には全てを壊滅させる暴力しかない。
西洋の悪魔は、そう、桁違いに怖いんです。

カルマ。

庭のメダカの鉢に
今度は白い睡蓮が咲きました。
清楚な一輪。

クライアントさんから、ご質問を受けました。
リーディングの際に私が、
「この方とお客様との間には、ご縁があるのは確かでしょう。
但し、世間一般では腐れ縁、と言われたりするかもしれません。
腐れ縁であれば、腐れを取り去ってご縁、にする事は可能ですが。
お客様とこのお相手に関しては、それを越えたカルマ的なものが介在するように思えます。」
と申し上げた事に関してです。

私は、リーディングを聞いてポジティブに捉えましたが、
今一度、鶴見さんの考える「カルマ」について、
教えて頂けますか?
というご質問でした。

以下、私の返答です。

カルマですが、
日本語にすると大抵の場合、
「業」「因縁」という、非常にネガティブな雰囲気になりますが、
私は「宿命、今世の使命」と考えています。
業や因縁なら、断ち切りたいものになりますが、
ちょっとそれは違うように思います。
今世、そこから逃げたら
何のために生まれてきたのかわからない、大切な約束。
そのような、捉え方です。
悪縁を良縁に進化させるのは
全てを容認する無償の包容力、と思っています。

宗教的なカルマの概念とは、異なるかとは思います。
私は、全てを因縁の一言で片付ける短絡さはキライ。
因縁は祓えば良い、という狭量は聞きたくない。
物事はそんなに、インスタントではない。

私は、概念の螺旋の道を敢えて選んでいるのかもしれません。

Jesus.

このブログに二回、登場した
クライアントさんに貸し出し中の水晶玉。
元はスモーキークォーツ、そこにレインボー、ルチルなどが入り込んだ、不思議な雰囲気のもの。

今日、クライアントさんが持ってみえて、
学芸大学オフィスの水晶クラスターで浄化しつつ
リーディングをしていかれました。

浄化のあと、何気なく写真を一枚。

写真の、赤い線で囲んだ部分。
外人男性の顔に見えませんか?

………Jesus(ジーザス)?

クライアントさんのお話では、
奇跡?と思われるような事があったそうです。

水晶玉、もう少しお役目を果たすために
クライアントさんがお持ち帰りになりました。

瑞獣。

この夏、水害に遭われた方々に
心からのお見舞いを申し上げます。
各地、1日も早く被害がおさまる事を願っております。

水害が生じると、
瑞獣の霊亀の力が現代でも必要ではないか、と思ってしまいます。
霊亀(れいき)とは、
治水の才を持つ人(帝王)が生まれると姿を現す亀。甲羅に水脈が刻まれており治水を助ける、
と言われています。
背中の甲羅の上に「蓬莱山(ほうらいざん)」と呼ばれる山を背負った巨大な亀の姿をしており、蓬莱山には不老不死となった仙人が住むそうです。
余りにも巨大。

瑞獣(ずいじゅう)とは、古代中国でこの世の動物達の長だと考えられた特別な霊獣。
瑞兆として姿を現すとされる、特異な特徴を持つ架空の存在を指します。

こちらはケツァールという鳥、瑞獣の鸞(らん)のモデルと言われているそうです。
平安な治世に姿をあらわす鳳凰とよく似た姿の青色っぽい羽を持つ霊鳥です。
とても美しい。

他に、瑞獣には
鳳凰
徳の高い王者による平安な治世か、優れた知性を持つ人が生まれると姿を現す五色の霊鳥。

麒麟
仁の心を持つ君主が生まれると姿を現す一角の霊獣。角は肉に包まれ、いかなる生命をも傷つけない。


角は鹿、頭は駱駝、眼は兎、胴体は蛇、腹は蜃、背中の鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ていて、口辺に長髯をたくわえ、喉下には一尺四方の逆鱗があり、顎下に宝珠を持つと言われる神獣・霊獣。中国では皇帝のシンボルとして扱われた。

獬豸(カイチ)
優れた裁判官が生まれると姿を現す一角の羊。人の善悪を理解し悪人を角で突く。

ひ、羊に見えない……

九尾の狐
漢王室の守り神とされた霊獣。ただし徳のない君主の場合、革命を促すので凶獣でもある。

君主。うーん。
日本はこれから、世界はこれから、
どうなっていくのかしら。

残暑お見舞い申し上げます。

毎日の猛暑の中、気付けばもう立秋を過ぎていました。
残暑お見舞い申し上げます。
まだまだ暑いですがお盆も目前。
つい先日お正月が過ぎたばかり、という気分ですが。
とても涼やかで可愛いボンボンを頂きました。

こちらも頂き物、香港土産。
中に、アヒルの卵の黄身が二個、
どーんと入っている名物月餅だそうです。
一個一缶がゴージャス。

こちらは先日、宮古島土産で頂いた、マザーリーフ。
赤ちゃん葉が根付いて、大きくなってきています。
この夏の暑さはかなり、堪えてへろへろですが、
マザーリーフには格好の環境になったようです。

9月に入るとファイナルタロット講座が始まります。(こちらは恐縮ですが既に定員となり、これからのお申し込みは出来ません。悪しからずご了承くださいませ。)
私はこれからタロットカードのリーディングを、
一種の方法として教えていく事は終わりにしようと考えています。
リーディングを教えても、当然ながら鶴見にはなれないわけですが、
自身のリーディングの認識と確立、そして個性てしての生かし方とプロとしての責任と、
リーディングの方法だけでは得られない部分を掴んで、
その上での「鶴見式タロットリーディング」になるわけです。
今までの講座では、付いていきたいと思って下さる若干名に指導を続けていましたが、やはり私は人間(一応)、キャパシティがありますし。
そんなこんな、でのファイナル講座です。
プロとして真摯に道を進める人が育つ事を願っています。
ヒーリングワークショップに関しても、今までより前向きに、
オープン企画として検討していこうかな、と考えております。
とりあえず、年末に茶話会を再度、開催予定でおります。

まだまだ暑い日々が続きそうですが、
皆さまどうぞ、お身体おいといくださいませ。

真夏の夜の夢。

富山県と長野県の間に位置する針ノ木岳からスバリ岳を臨む。
夏山は美しいですね。

先日おみえになった、ふんわりした雰囲気のクライアントさん。
「鶴見さん、わんちゃんの幽霊っているかしら?」
「いますね。わんちゃんの場合はかなり、リアリティーを伴いますよ。
例えば、ちょっと生臭いような暖かい湿った息がかかったり。」
「ああ、やっぱりそういう事ってあるんですね!」

聞けば、賃貸の今のおうちに引っ越してから、何回か夜中にわんちゃんの霊が訪れるそうで、
それも毎回、きちんとドアから入ってきて、ドアから戻っていく。
毎回、家中を元気に走り回っていて、布団で寝ていると何度も踏まれる。
はっ、はっ、という息づかいも聞こえる。
それで、前回、あまりに踏まれて困ったので、
しかもぺろり、と手を舐めてきたので、
こらっ!と怒ってしまったんだけど。
可哀想だったかしら。また来るかしら。
走り回らなかったら、来ても構わないのだけど。

そうですか、リーディングしてみますね。
その仔はどうも、そのおうちで飼われていたわんちゃんですね。
引っ越してきた時に、窓辺に犬の毛が溜まっていた?
じゃあ、その仔でしょう。
飼い主さんが引っ越したのを知らなくて、
懐かしいおうちに遊びに来たのでしょう。
でも、叱った時に飼い主さんじゃない、とわかったみたいですから、
もうこの家には来ないんじゃないかと思います。

心優しいクライアントさんと、
わんちゃんの霊が飼い主さんを探し当てられて、
嬉しく甘えられますように。
と、祈りました。

私自身は、
フレンチブルドッグのブルを獣医さんで看取り、
泣きながら帰宅して家のドアを開けた途端に2階から、
ちゃっちゃっちゃっちゃっ。
と足音がして、階段のあがりがまちでいつも通りに私を待っている荒い鼻息がありあり、と聞こえた経験があります。

また、幸薄いシャム猫の幼い姉弟が
相次いで虹の橋を渡ったあと、毎晩のように私の布団の上に来て、2匹で楽しそうにじゃれあって遊んでいたものでした。
その姿は見えないのですが、布団が足跡に沈むんです。
しばらくは遊びに来ていて、布団に次々につく足跡がみえたものですが、
そのうちに来なくなりました。無事に転生したのかな。

私が今までに聞いた中で一番、驚愕したのが
某大学の教授先生のお話。

「鶴見さん。
まだボクが怠け者の大学生で、大学に行かずに下宿でゴロゴロ過ごしていた時代に、ですね。
毎日、セミ女が遊びに来ていたんですよ。
ありゃあ、なんだったんでしょうか。」

え。なんですか、セミ女、と仰いました?
私は初めて聞きました。

「そうなんですよ。上半身が蝉で。下半身は人間の女で。
そうです、全身は人間と同じくらいの大きさです。
しかも、飛べるんですね。
狭い下宿の部屋の中をうまく、飛ぶんです。」
「みんみん、とかしゃわしゃわ、とか鳴くんですか?」
「いえ。今日も来たわよ、とか喋るんですよ。」

それに関しては、リーディングはしなかったので
その正体はわかりません。

夏は、暑さの陽炎の中、
現世と異界の境界線が曖昧になる季節。
今年の夏の暑さは殊更に、
あなたの周りの境界線もいつもより、曖昧かも。