「運命の人」「縁がある人」。


上賀茂神社のシダレザクラ。

恋愛に関するリーディングを、
していて良く聞かれる質問で
「私は運命のひとに逢えますか?」
というものがあります。
「私の運命の人はどこにいて、いつ会えるのでしょうか。」
という質問も多いです。

これらの質問は、
「自分は運命のひと、に会えると当然思っている。」
から生じる質問です、よね。
「結婚するのは運命の人」と、
そのような判断をなさっている。

もちろん、間違いではないです。
でも、リーディングの現場に長年いて感じる事は
「結婚するひとが必ずしも運命のひとではない、」
ということです。
それでは、結婚する人って?
結婚する人とは、「縁がある人」です。
私は、
運命とは遠く何代もの前から引きずってきている、
今生、ヒューマンとして生まれてきた事への「宿題」
と、そのように思います。
言葉を変えると「因果」という「法則」に強く介在する人とひととの結び付き、
それが「運命」ではないかと。

今日、みえた年若き男性クライアントさん、
父親が常連さん。
通常、私は18歳以下の若者のリーディングは致しません。
影響力が強いからで、必ず保護者のご同席を、お願いしております。
はじめまして。
今日は何に関してリーディングをご希望でしょうか。
4月から高校生になる彼は、かなりはにかみながら
「あの。僕は運命の女性にいつ、逢えますか…」

どえええええ。
いきなりの、ある意味、クリティカルヒット的な質問。
いきなり、そうくるかあ。
私は(可哀想とは思いながら)彼に、
「リーディングは出来ますけれど。
あなたね、運命って強くてなかなか、変えられない
しがらみを含む展開性。
それを聞いたら、その内容がどんなに理不尽でも、
そんな事は信じないと言っても取り組んでいくしか無い、
というある意味、約束事なんですよ。
だから例えば、
「運命の女性は35歳年上で経済力が当面ゼロのひと。」
と言われたら、それが運命だと受け入れなくてはならない、
という事ですよ?
若いから大丈夫、逃げます!逃げ足、早いです。
では済まない事もあります。
それでも知り合いパパは、どうぞ見てやって欲しいと。

リーディング開始。おや?
「あなたは前世で、本当に優しかったのですね。
あなたには多分、前世から約束している女子がいます。
14歳ほど下。今生では、その女性を探し淡い記憶の中、再会をよろこんでいくことになるでしょう。」
「ああ、良かった。納得です。とても納得です。」

縁、は期間限定の場合もあったり、
ずっと続くかどうかはわからないし
努力により近さが増したり、遠ざけたりと様々な側面をみせます。
例えば一人のヒトに、
25歳37歳59歳。と3回、結婚運がある人は
場合により何回か離婚結婚を繰り返したり。
縁は何回も訪れたりします。

しかし、運命はまた違うもの。
「運命のヒト」となった、男性は後にずっと
責任という言葉を担ぐ事になります。
認識の上で進むならば、
それもまた大切な、二人だけの運命、なのですね。
毎日が勉強です。