簡単・結界石。


神奈川県厚木市に在る「七沢観音寺」の勢至菩薩像。
勢至菩薩は、阿弥陀如来の脇侍として祀られていますが、
単体でこのように大きな坐像が祀られているのは大変に珍しいのです。


こちらの主仏は馬頭観音。
観音さまでありながら、火炎の中、忿怒の形を取ります。
牙もあります。
でも、生類を憐れみ、慈しんで救い上げる。
愛とは、いろいろな形を伴う、
もとい、形が無いからヒトは何かに当てはめたがる。
それで安心を得られると錯覚する。

今日、みえたクライアントさんからのご質問。
「結界を張るにはどうすれば良いですか?」

上の写真にある護摩壇は、結界の最たる見本です。
ただ、一般的に生活する中で、このような結界を張っては
逆に日常が送れなくなってしまいます。
なので、こちらは「ソフト結界」になります。
作り方はとても簡単。
ホームセンター等で、四角いレンガか庭石を用意します。
一辺が15センチくらいあれば充分。
これに、麻縄をプレゼントのリボンのように掛けます。
十文字に縄をかけたら、縄が交差する場所を堅結びで結びます。
そしたら、裏返してもう一箇所の交差部分を短い麻縄で堅結び。
これで「結界石」が出来上がります。
これを4つ作って、敷地の四隅もしくは、間取りの四隅に置けば完了です。

結界の中のエネルギーは安定し、
外部からの不安定なエネルギー(魔)は入りにくくなります。

クライアントさんとお話しながら、
優しいお兄様に関してリーディング。
あれー、お兄様の奥様、鬼みたいに怖い〜。

「そうみたいなんです。かなりキツイんです。」
「ありゃー。仏の夫に鬼嫁ですねー。こりゃスゴイ。」
「なんとかなりませんかしら、兄、最近顔色がどす黒くて」

そうですね、節分が近いですから。
この際、鬼は外福は内、やっちゃいましょう。
どうするかって?
鬼は外、で豆を外に撒くでしょ。
福は内、で豆を中に撒く時に、うっかりしたふりして
鬼嫁に豆を少し、当たらせちゃうの。
鬼嫁の、鬼の部分だけ外に出るように。

そして、撒くヒトも撒かなかったヒトも、
必ず、福茶を飲んでください。
福茶は、急須に福豆(豆まきに使う豆)を入れて、
煎茶か番茶で淹れます。
これで一年の邪気祓いが、できます。

北海道など、殻付き落花生を豆まきに使う地方では、
落花生で福茶として構いません。
(本来は炒った大豆を使います)

昔からの習わし、
巧く活用していきたいですね。