ふと、思う。

ふと、思う。
人はどうして空を見上げるのかと。
何故、空に向かって祈るのか
何故、空を仰いで泣くのか。
人には翼は無いのに何故、
空を飛びたいと焦がれるのか。

そこに神がおわすからだ、といえば
そうなのかもしれないけれど
どうして神は全く届かないところにおわすのか。
それは、三次元の天におわすのだろうか。

パラレルな、エレガントな、残酷な時の流れの中で
私たち人間は翼を持つ事は許されずにいるのだから
天ばかり見上げて嘆きを口にするよりも
地にまみれて力強く生きていきたい。

今日も、そして明日も。