北海道の空。

私は生まれは横浜ですが、父が転勤族で全国津々浦々と回りまして今、実家は北海道夕張郡です。
学芸大学オフィス予約サイトで、虫食い状態に予約が入らない日があるのは、北海道の両親を訪れているからなんです。

北海道は本当に空が美しいです。
青の色が、内地とは違うんです。
北海道は過去形で現在進行形の会話をします。
「おばんでした。」は有名ですね。
節分の豆まきは落花生、赤飯は食紅で色をつけて甘納豆を散らす。
チョコロールパンだと思って良く見ると羊羮ロールパンだったり。これはかなり衝撃的。
デパートのエスカレーターでは、
「雨の日は靴が引っ付いて引っ込まれますのでご注意ください。」
とウグイス嬢の声がエンドレスでかかる。

でも何より、北海道は大地、空気に、風に、河に、山に。
粗削りのパワーがみなぎっています。
人の根源的な生きるための意識に、ダイレクトに働きかけるような原始的な共鳴。

特に、雲の動きを見るとき。
それを感じる事が出来ると思います。
冬場は灰色の雲が晴れないですから、紅葉も空も、今が見頃と思います。