三好達治、「雪」。

北海道の実家に介護帰省中、
でも一泊でとんぼ返りですが……

今日の実家周辺の最低気温は-9℃、最高気温は-3℃。
私は道産子ではないので、慣れてきたとはいえ、雪が降ると光と色合いが変わって、別世界になるのがとても不思議で。

そして、雪を見ると浮かんでくるのがこの詩。
  

           雪
                 三好達治

 太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

 二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。

初めて読んだ時に、とても衝撃を受けました。
太郎、二郎が居るのは現世なのかしら、と。
何故に、太郎は、二郎は、眠らせられるのかしら。
眠らせられた太郎は、二郎は、
雪が降り積む中に封印されていくのかしら。
雪は音を吸い込み、光を乱す。
静謐な空間が割れて古い世界が堕ち、
新たな異界へと繋がっていくのではないかしら。
これは多分、昼でも夜でも無い世界。
ほぼ黒と見えるインディゴブルーの光と影の綾。

雪を見るたび、音が消え光が落ち始めると、
私はこの詩を思い出します。

北海道の日暮れは早い、もうインディゴブルーの世界です。

私の宝物。

鏡よ鏡よ鏡さん、世界でいちばん可愛い猫はだあれ?

そんなふうに、鏡を覗き込んでいるように見えるのはスコティッシュフォールドの女の子、うみぼちゃん。
耳が寝ていて、つるっとした頭で海坊主みたいだから、と付いた名前。
レディに対して失礼よっ!と、うみぼちゃんに怒られそうですがなんとうみぼちゃんはスコティッシュフォールドなのに飼育放棄された保護ネコです。

ピグミイな小さな身体、でも非常に「凶暴」。
それは、うみぼちゃんがスコティッシュフォールド特有の遺伝性関節炎に冒されていて、常時、全身に激痛があるから、なんです。
痛いから、いつもいつも痛いから、触られると攻撃されていると思うのでしょう、不自由な身体なのに渾身の力で反撃してきます。
ねえ、うみぼちゃん。
もう、あなたも12歳になったのだから、長くともに暮らしているのだから、慣れてよねお願い。
でも、ご機嫌な時は鳩のようなくるくる、という可愛い鳴き声をたてながらそっと甘えてきます。


お手々の関節炎が悪化してどらえもんの手のようになっています、痛いからいつも額に深い皺。
うみぼちゃん、それでも長生きして頂戴ね。


こちらは20歳を越えたおちびちゃん。
最近は寝てばかりいるおばあちゃん。
でも、新入りのはちぽちちゃんに教育的指導の深いパンチを繰り出しています。


左側がフランス原産猫、シャルトリューのちゅーちゃん。
先天性疾患と戦いながら13歳になってくれました。
定期的な通院は欠かせませんが、とても優しい男の子。
新入り、はちぽちちゃんに寄り添って面倒をみてくれています。

右側はまるちゃんのフュージョンとしてうちに来たはちぽちちゃん。
こんなに大きくなりました。
やはり疾患はあり、もうすぐ初回の手術です。
はちぽちちゃん、頑張ってね。

私の大切な宝物。
うちに来てくれて、みんな本当にありがとう。

「怒ってください」。

私はサイト以外に告知手段を用いていないので、クライアントさんはクチコミか、もしくはネットで検索していたら辿り着いた、という方が殆どです。

先日、あるクライアントさんに
「友だちに鶴見さんの話をしたら、早速予約を取って行ったんですが、穏やかな話しに終始して物足りなかった、もっとガンガン怒って叱り飛ばしてダメ出しして欲しかった、と言ってましたよ。」
と言われまして。

正直、聞いて目がまん丸(@_@)
世の中にお金払ってまで、怒られたいヒトが居るんだ!
叱り飛ばして欲しいヒトが居るんだ!

それを希望なさる方は、私以外の「占い師さん」に行かれたほうが良いと思います、きっぱり。
怒るエネルギーがあるならば、少しでもポジティブで、可能性を拾い上げていくようにリーディングしたいから、です。

でも、たまに怒るとかなーり、こわいらしいですが…
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

どうしてもどうしても、頼むから怒って欲しい方は事前に、そのように仰ってくださいませ。

シャーマニズム的変移。

目に見えている事はわかりやすく真実であると予測され、言葉にして響かせる事が出来る場合もあり、その相乗効果により、人はいつも自分は真実の中を生きていると考える。
さらに今の時代は、それを携帯型パソコン端末機のアプリを駆使し、数多のデータの中に自分の共鳴を拾い集めて仲間をつくる。
時代は移るもの、仰業なパフォーマンス的なしきたりは影を潜め、希薄な曖昧な時間の流れが意識的に演出されるようになる。

現代とはそんな流れのかなり、末期に近い時期に入っているように思います。
時間は、物事は変移する、終いと更なる再生を孕んで。
そんなことを過去のシャーマニズム事例を見ながら考えています。

シャーマニズムの所作もまた、様々なのですがそのひとつが、ポータル(異界への出入口)を設定する能力。

こちらは掌にポータルが開きはじめたところ。


こちらは掌にポータルが開いたところ。


これは頭部にポータル、凹んだ形に見えます。

「何か」に対して排除をする事がシャーマニズム、というわけではないと思っています。
排除はエゴイスティックでその場しのぎ的な選択。
存在は必ず、意味があり場があり、だから本来の場に戻してこそ、エネルギーの均衡となるはず。
それがシャーマニズム。

ポータルを設定後に現れた現象。

首の真ん中と頭頂に、排除ではなく取り込んだもの。

しかしながら、必ずしも取り込みが出来るわけでは無く。
このケースは三年前。
時間の猶予が無く、しかも取り込まれる側に立場が逆転。


石祠の前の頭部が透けている状態、


肩に乗る黒い塊が拡大した状況、


頭部ポータルが開いて塊が解消されていく終盤。

この場所に先日、行ってきましたが幸い、黒きものは無くなっていました。
しかしながら、やはりエネルギーアタックはあり。


私のみ存在は希薄になり


身体が別次元に取り込まれる。
しかしながら、空気は、風は、水はあくまでもクリア。

三年前とは、水に棲む存在が変わったのでしょう。
ポジティブ、ネガティブとの区分けをする必要はなく、今のクリアな水のエネルギー、そしてその中に棲まう存在は、私のエネルギーとの「震動」が起きるのでしょう。

これがシャーマニズム的変移。

可愛い「鳥タロット」。


愚者のカード、愚者になっているオカメインコを必死に羽を拡げて止めるスズメの愛らしさ。

可愛いタロットカードを見つけました。
「鳥タロット」。
完全にライダーウエイト版のパクリです。
ウエイト版のパクリはかなり多くの数が出回っています。
不思議な事に、綺麗にパクっているのに、リーディングをするにはまったく適合性を欠くデッキ、つまり全然リーディング出来ない、タロットカードとして成立していないデッキもあります。
模倣しても、カードが持つ意味がきちんと含まれていないと、タロットカードデッキとして成り立たない。
それがタロットの不思議かもしれません。


こちらは「吊られた男」。
いや、インコは普通にぶら下がるものですよ(笑)


これは「力」。
喧嘩っ早く気が強い文鳥の特徴をうまく掴んでいます。
アイリングとクチバシの血色の良さが綺麗な表現。


これは小アルカナのウィッシュカード。
白ふくろうの賢そうな顔立ちが魅力的。


これは棒の10。
苦労、疲労、逃げようがない辛さを表すカードですが、いや、十姉妹たちの可愛らしい事。
ぎゅうぎゅう、押すな押すなと、仲良しで穏やかな十姉妹の特徴がきちんと出ています。
こんなにほっこりする苦労なら……いやいや、やはり棒の10レベルの苦労は避けたいですね。

学芸大学オフィスにございますので、ご希望の方にはこちらでリーディング致します。
意外に、真面目にきちんとしたやや、保守的な答えが出る傾向があります。
どうぞお声かけくださいませ。

NPO、期末申請やっと終了。

お陰様で理事長を務めるNPOの期末決算が終わり、行政の書類、手続きのやり取りもなんとかギリギリで済ませ、今日の社員総会にて毎年恒例の「特定非営利活動法人決算処理」が終了します。

とても温情溢れるヒューマニスト税理士、上田先生と川辺先生を毎年、困惑とタメ息の淵に沈めながらの決算作業。
私は今、法人の理事長と事務局長を兼務している状態なのでいろいろ勉強にはなるのですが、簿記も一応、取得したのですがそれでもやっぱり、わからない。
法務局行ったり役所に行ったり書類作成したり、プリンターダウンして漫画喫茶に走ったり、とバタバタ状態でした。
まあ、いつもそうだといえばそうなんですが。

私のライセンスと、国際ボランティア団体の日本事務局、の位置付けで東京都認可申請が通った特定非営利活動法人で、わたしのリーディング、ヒーリングに関する活動は全てNPOでの特定非営利事業、として認められています。
そのため私はこの仕事をしながらも、特定の政治団体、宗教団体、反社会的団体には関わらずに済んでいます。

そのような立場の擁護的な意味も持ち合わせる法人ですので、今は会費は徴収せず、助成金もなく運営しており役員さん、スタッフさんは皆さん、手弁当。
それでも長年、お力添え下さることに心から感謝です。
(会費徴収、会員制度を停止している為、藤沢の会員さま専用サロンは今は閉じています、ご了承くださいませ。)

経営におぼつかない理事長の援護の為、今期から理事が2名増えて役員はフル要員の体制。
ご快諾下さったパティシエの堀先生、鍼灸師でミュージシャンの尾崎先生、
そして背中を預けられる戦友的理事さん、
フェアな監事さんたちにも、社員の皆さまにも、心からの感謝を。
やれるところまで、どうぞご一緒下さいね。

ちなみに、シャーマニズムと講習に関するお仕事は、NPOでの対処ではなく、私の個人事業主での扱いです。
「鶴見明世」、の名称って実は私の個人事業者屋号、なんですよ(笑)

今日は浜松に出張。

今日は浜松に出張。
浜松駅の新幹線構内のディスプレイ。
なんだか和みます。

行きのこだま車内では、超急ぎの案件が生じてずっとデッキで対処。
帰りはなんとか座れていますが、メールの嵐状態。
もうすぐ11月、やはり押し迫るほどこの仕事は忙しくなります。

出張は必ずしもご希望には添えず、稀な対応になります。
悪しからずご了承くださいませ。

私が怖いもの。

実は私はかなりの怖がりです。

怖さNo.1は「ミッキーマウスの生きぐるみ?」
あれはなんというのでしょう、人間が入ってうごく等身大のぬいぐるみ。
その、ミッキーマウスだけが声も出ないほど怖いのです。
本物は見た事はありません、テレビ映像くらい、でも怖い。
だから、ディズニーランドは一度も行った事がありません。(基本的にテーマパークは苦手です。)
子どもたちには、
「お母さんはミッキーマウスが怖いからディズニーランドには行けません。あなたたち、どうしてもディズニーランドに行きたい場合は、大きくなってからお友達か、恋人と行って頂戴ね。」
と言ってきまして、実際、彼らはそのように成長してくれました。窮すれば通ず。

怖さNo.2はホラー映画と戦争映画。
映画は映画館に見に行かなくなって(時間的、気持ち的余裕がなくて)既に30余年。
たまに家族がケーブルテレビで見ていますが、ホラー映画や戦争映画を見ている時には本当に怖くて、リビングに入れない。
なので、それらを見る時には事前に声かけしてもらっています、私が家庭内野良猫状態に陥るからです。

怖さNo.3は年末の街頭のイルミネーション。
勿論、とても綺麗だと思います。
別世界観もステキだと思います。
でも、あの光の無機質さ、冷たさ、明度質感がとてもこわい。
だから、一面のイルミネーションは綺麗、と思いながら足がすくむ程怖いのです。
それが例え、可愛らしい造形になっていても、自然を模すパフォーマンスになっていたとしても。

今日、ワークショップ参加で夜の大井町に行きましたら、駅前に早々とイルミネーションが。
それで足がすくんでしまい、遅れての参加になりまして(主催側なのに)すみませんでした!

超ゴージャスなタリスマン。

今日みえたクライアントさんとはもう、20年近いお付き合い。
優しく繊細でシックスセンスがありながら、とびきりゴージャスな正統派美人のクライアントさん。
今日は素晴らしいネックレスとリングを装ってお越しになりました。

「そ、そのジャガーのネックレスは…?」
「カルティエなのよ。」
あ、あの有名なパンテール ドゥ カルティエですね!
いや、本物は初めて拝見しました。
リングも。
「写真に撮って良いですか?」
「構わないわよ。」

カルティエのリングが左手、でも右手のスタールビーも余りの素晴らしさ。

カルティエがどうして、ジャガーをモチーフとして選択したのか、ブランド音痴のわたしにはわかりません。
しかし、ルビーを使ったジャガーは、マヤ文明の聖なる神、正確には神の眷族です。
ルビーの力とジャガーのモチーフの相乗効果、更にこれらのアクセサリーに散りばめられた精度が高い輝石の持つパワーも相まって、素晴らしいタリスマンとして完成されたものでした。

クライアントさんは最近、トラブル続きで、とのことでしたが、リーディングをしているうちにお顔つきが明るくさっぱり、とした感じになり、
「あ。なんだかすっきりして、もう何か抜けた感じ。」
と、とびきりの笑顔を見せてくださいました。

リーディングして解明された事に聖なるジャガーのタリスマンの効果が加わったのか、彼女は自分を取り巻いていたネガティブを取り去る事が出来たようです。
良かった良かった。

さて、マヤのジャガーの本神はテスカポリトカ、という神でキリスト教上では大いなる暗黒の悪魔、とされています。
テスカポリトカは白、黒、赤、青と四色あり、黒が特に最大の悪魔、として扱われるらしいのですが。
日本の四神も白、黒、赤、青と四色。

不思議な符号なのか、しかしながらやはり黒は世界中で悪やネガティブ。
でも四神の玄武神は黒。
インドの原始宇宙神、ジャガンナートも黒。

いろいろ考えを巡らせてくれた、わたしにも素晴らしい影響の「カルティエ タリスマン」でした。

嵐の後の江ノ島弁財天。

超大型の台風が駆け抜けた後、江ノ島に行ってきました。
台風の高浪の影響で海は茶色くなり、空の蒼とのコントラストが鮮烈でした。

遠くに見える富士山、ぽわぼわの曇がアフロウィッグみたいに見えて可愛い。
手前の浅瀬は打ち上げられたゴミの山…

海は荒れていて、あちこちに波頭が砕けて。

江ノ島で目指すは奥津宮。
宗像三姉妹、弁天さまの一番上のお姉さまのタギリヒメ(オクツシマヒメ)をお祀りしています。
私は宗教家ではないので、祭神に関する詳細はここでは説明しませんが、此方の隠れた御神力は
「女が女にねがう縁切り」、
つまり女性が同性の相手との縁を切りたい場合に、裏手から登りお願いし、また裏手からひっそりと帰ります。

男性は願えないのか、と申しますとイケメンならば。
若い人ならば、という事になるかと思います。

それでは、一般的男性および異性との縁を切りたい女性はどうするか、と申しますと
赤坂にある「豊川稲荷東京都別院」が縁切りにあたります。
もともと豊川稲荷さまは千手観音さまを祀っていまして、豊川の土地の守護にダキニテンさまが現れた為に豊川稲荷、と言われるようになったそうです。

縁切りはよくクライアントさんに聞かれる項目ですが、簡単にお願いに行こうとして叶うわけではありません。
本当に悪しき相手に陥れられたり利用されたり、という場合に天祐がある、といえるでしょう。

但し、どんなに悪縁、と思ってもそれがカルマであった場合は、本当になにをしても切れません。
カルマは切れない、ならばどうするか。
答えは明確。ポジティブ、ネガティブという考え方自体を切り、相手は切らずにともに歩んでいく調整をする事です。

縁なのか、カルマなのかを確かめる為に真摯な気持ちで詣でる、という事もまた有り、と私は思います。