例えば、エンジェルカード。


こちらは、堀先生の飴細工アップです。
本当に美しい、芸術品です。

「ボクはスピリチュアル、って大好きで。
カードって、何ていうのか、それをただ単に読んでるって言うより何かの情報をゲットするための道具、ですよね。」

いきなり切り出していらしたクライアントさん。
はい、そうです確かに。
でも、道具という言い方を私はしたくないですが。

「いや、知り合いの若い女の子にエンジェルカードをみる子がいてね。
その子が、エンジェルカード持っていなかった時に、
瞑想したら無くても読めたって話をしていてね。」
「お客さま。」
私は彼の言葉を遮る、少し強い口調で。

「エンジェルカードは表面だけの優しさを、
言葉の操りにより引き出すカード。
タロットカードとは、構造が全く違うんですよ。
ふわふわと、甘く漂う為のカード。
タロットカードのようなグラウディングはありません。」
「あ……はい……」
「お客さま。
エンジェルカード的なリーディング内容を求めるならば、当方でなくても良いと思います。」
「え……いえ、そんなわけでは……」

時おり、クライアントさんからエンジェルカードなど、他のカード占術とタロットを混同したような話を伺います。
スピリチュアル、という言葉を連呼する人ほど、その傾向はあるように思います。
個人的には、エンジェルカードに天使の教えが含まれ、人生の指針になるとは全く思っておりません。

「私の使命とはなんでしょうか。」
この質問も、少なくないです。
その際にはこう、伺います。
「あなたは深い信仰から、そのように言っているのでしょうか、
それとも傭兵がお仕事でしょうか。」

使命、とは天のBossからの断れない命令。
どんなに、自分ではリスキーと思っても、
納得がいかなくても、果たさなければならない
厳しい示唆。

「私が今、ここで貴方の使命をリーディングしたら、
貴方はそれを果たさなければならなくなりますよ。
何しろ、天からの指令、ですから。
それで良いのでしたら、読みますが。」

使命のリーディングを依頼された場合は、
確認、承諾をお願いしております。
人生に於いての重要な言葉、指針は
簡単なリーディングでは引き出せないし、
言葉の影響力はつよいから慎重に。
そのように思っています。