虎とライオン。

私は幼い頃から動物が大好きで、
でも、実家は全員が動物が苦手で、加えて転勤族であったので文鳥は懇願して許可してもらったけれど、
犬や猫を飼った事は無くて、飼いたくて、
それで、キリンと象以外なら何を飼っても良いと言ってくれた主人と結婚して早、31年になるのですが。

先日、主人が
「実は結婚してから、毎月一度は君が虎とライオンを拾ってくる夢を見る。」
と、激白。
え?虎とライオンを拾ってくる夢?
「そう。
まだ小さいから、里親が見付かるまでだから。
と言って、虎とライオンを。
時に、虎2頭にライオン3頭、とか複数の事もある。
その虎とライオンがさあ。
君が出かけている時に、いきなり大人になっちゃう夢。必ずそう。
その、大人の虎とライオンを見ながら、
君が帰ってくる前に喰われてしまうんじゃないか、と恐怖に固まっている夢。
毎回同じ。毎月最低1回。31年間。」

……それは知りませんでした!
そんなに怖いおもいをさせていたとは。
それは誠に申し訳ないです。ごめんなさいね。

先日、北海道の父の施設に泊まった時。
「ねえ。起きて。」
と、丑三つ時に起こされる。
「さっきから、この狭い部屋の中に、
虎とライオンがうろうろしていて、怖いから
なんとか追い出してくれないかなあ。」

ん?何処かできいたらフレーズ。
「お父さん、虎やライオンなんていません。
私は確かに、寅年ではあるけど。」
「ボケたと思ってる?あれ?居なくなった、まあよかったね。」
父は就寝。私も就寝。

その話をふと、子供たちに話したら、
「お母さん、実はいつも連れているんじゃないの?
本物ではなくて、眷属とかスピリットとか。
お母さんならば、あり得るでしょ。」

そうなの!?
いや、あり得ないでしょ(^^)