先週末、東京都美術館で開催されているクリムト展に行ってきました。
学生の頃から大好きだったクリムト。
今まで何度か目にする機会がありましたが、今回大規模な展示ということで楽しみにしていました。
官能的でセンシュアル、退廃的ながらも気品が漂う女性たち。
クリムトは女性の絵画を多く残していますが、モデルとなった女性たちとの間にわかっているだけでも14人の子どもがいたそうです。 (!)
でも彼自身はあまり社交的ではなく、寡黙で謎の多い人物とされています。
猫を抱いている、というだけで好感が持てる不思議。
ビザンチン芸術から影響を受けた金箔を用いた絢爛な絵画が有名ですが、日本の浮世絵などからも大きな影響を受けています。
平面的な描写、グラマラスではないしなやかで細身の女性像、市松模様のような規則的なパターン、油絵らしからぬ透明感を感じる色合いの表現など日本人に馴染みやすい要素が多く、日本や中国で人気なのも頷けます。
数多くの絵画が展示されていましたが、やはりポスターにもなっているメディトと、全長30mある壁画のベートーヴェン・フリーズが印象的でした。
日曜だったこともあり、館内はかなり混雑していました。
ゆっくり観てしまったため閉館時間になってしまい、ミュージアムショップではポストカードしか買えなかったのが悔やまれます涙
とても楽しい一日でした。