明けましておめでとうございます

 

お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は札幌に帰省し、家族で温泉に行ってきました。

定山渓という市内の温泉街。札幌から車で40分ほどとアクセスも良く、小さな頃から何度も来たことがありました。

今年は暖冬で雪が少ないと聞いていましたが、山の方はそれなりに積もっていて、冬らしい景色を見ることができました。

 

初詣は温泉街の入り口にある、定山渓神社へ。

始めて伺いましたが、本殿と手水舎のみのシンプルな造り。(雪に埋もれているだけかもしれません)他に参拝の方もいらっしゃらず、静かな空間でした。

狛犬様に雪が積もって寒そう。

手水舎もこの通り凍てついていましたが、やはり作法通り勇気を出して手と口を清めました。(冷たかったです涙)

 

狛犬様が2組いらっしゃって、本殿の前の狛犬様は通常通り右側に口を開けている「阿形(あぎょう)」、左側に口を閉じている「吽形(うんぎょう)」。

でも入り口側の番は右が口を閉じ、左が口を開けていました。

北海道は開拓された土地のため、いろいろな文化が混ざり合っています。

左右逆の狛犬様は「悪い神様を封印している」などと良く聞きますが、こちらの神社は個人的には良くわからなかったから両方造ったのでは?と思っています。

 

もうひとつ面白いなと思ったのが御祭神。

定山渓の発展と安全を願って造られた神社のため、オオナムチ・スクナビコ・オオヤマツミノカミなど山・農業・商売・穀物などの神様が祀られているそうですが、最後の5柱目が「美泉定山命(ビセンジョウザンノミコト)」という神様なんです。名前から明らかに定山渓温泉の神様ですよね。

日本各地に土着の神様はいらっしゃいましたが、神社などを建てる際、大和神に立場を譲るか混ざり合って存在を弱めて(なくして?)いったと言われています。

そんな中、地元の神様をそのままお祀りしたのも、日本の歴史が浅い北海道らしいなと思いました。

 

今年初のおみくじは大吉!ありがたいや。嬉しいです。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)