最近の読書

 

ここ数年は読書はKindle派です。

目が悪くなってしまい小さい文字が見えにくいのですが、kindleは文字の大きさが変えられてとても助かっています✨

背景色は黒が読みやすくおすすめです👀

 

最近幸福の資本論という本を読んでいます。

幸福とは何かという哲学的な内容ではなく、「幸福になるにはどうしたらいいか」を論理的に掘り下げた作品。

アプローチが面白く納得もできるのですが、あまりに冷静で深くまで切り込むので、読むのが辛くなります

でもとても面白いので途中ですが紹介させてください

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この本では幸福を「自由であること、自己実現できていること、共同体での絆があること」と定義しています。

そしてこれらを実現するには

自由=金融資産

自己実現=人的資本(ここでは人柄や人脈ではなく、お金を稼ぐ、社会に進出して評価を受けるなどの個人の能力を指していると思われます)

絆=社会資本(こちらが人間関係を指しています)

が必要であり、これらが安定していないと実現しない。

ただ、3つとも必要なのではなく人によってもちろん強弱はある、どれかが欠けると人は不幸を感じやすい、と説いています。

幸せという曖昧で人によっても異なるものを冷静に言語化できるのがすごいなと思いました、、!

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特に面白いなと思ったのが絆、人間関係の部分。

人はどうしても家族や友達などの親しい関係しか人間関係は存在していないと考えてしまいがちだけれど、実際には意識したことのないような繋がりがある。

本著ではそれを貨幣空間と呼んでいて、お金を介して繋がっている人、たとえばiPhoneを製造している人や毎日飲むコーヒーを生産してくれている人も含まれる。

年に1回程度しか連絡を取り合わない友達より、顔も知らないその人たちの方がいなくなった時影響が大きいのではないか、すなわち関係が深いと言えるのではないか、と展開します。(まとめているのでディテールは違うかも)

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最後に著者が考える幸せのレシピが出てくるのですが、人間関係においては必要最低限の愛情空間(家族や恋人)のみして、それ以外は広い貨幣空間の人間関係を作ることを推奨しています。

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そんな風に人間関係を捉えたことがなく、とても新鮮で驚きました。

すべてに同意することはできないかもしれませんが、人間関係を濃淡をつけて認識しておくのは有効なのかな、と思いました。

鑑定をさせていただいていると、過去に言われた言葉を引きずってしまったり、さほど親しくない人でも気を遣いすぎてしまったりという話をよく伺います。

優しさゆえの部分も大きいと思いますが、それによってその方が自信をなくして本来の自分を表現できなくなるのは勿体無いことですよね。

ぜひ意識を自分や大切な人の方に向けていただきたいです

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鑑定や占いもその一つだと確信していますが、幸せへのアプローチはいろんな方法があるなと発見がありました。

興味を持たれた方はぜひ

今週も良い一週間になりますように

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