腹ペコあおむし。

先日、このブログで写真をあげた、
鳥の糞にそっくりな、アゲハの幼虫。
立派なアオムシになっていました。
みどり色が本当にきれい。
もう少しでサナギへと進化するでしょう。

たくさん葉っぱを食べて、
小鳥やカラスの目から逃れて、
頑張って、頑張って、
一生懸命、生きていこうね。

アゲハになったあなたを見たいな。

ミラクル。


先日の満月。
薄くかかった雲がプリズムの役割をしたのか、
幻想的な優しい満月でした。

若くして難病を発症し、10年の闘病を続けるご主人さまを看病している、やはりまだ若い奥様。
奥様は、二人が出会った頃から相談を受けているクライアントさん。
症状は下降をみせ、最善の努力を続ける奥様。

ちょっとメールのやり取りをして、
奇跡が起きないかしらと仰る彼女に、
貴女の愛こそが奇跡だと私は思います、とお伝えしました。

彼女からの返信は、

愛こそが奇跡、深いです。
そこまで愛せることが奇跡…ですか…。

確かに。
この10年を考えると奇跡ですね。
まさか結婚するとは、出来るとは思わなかった。
こんなに好きな人に出会えるとは思わなかったし、奇跡ですね。

感謝です、夫に。
ありがとうございます。

二人に奇跡が訪れますように。

出来ること出来ないこと。

未曾有の勢力を持つ台風10号が北上しています。
被害が少なく済みますよう、お祈り申し上げます。


台風前の空。
地面から湧き上がるような雲が、ガメラみたい。

空の碧、がとてもきれい。

先日、みえたクライアントさん。
新しいスタイルのカフェをオープンなさる、というお話。
素敵なカフェになりますね、集客は心配ないでしょう。
リーディングをしつつ、クライアントさんは
ラテ等を作る手順の動画を見せてくださったりしました。

丁寧に気配りされた手順で、だんだんとラテが出来ていく。
その画像を見ながら、
5年ほど前に受けた、父娘の相談をふと、思い出しました。

その頃、娘さんは高校生。
私は20歳以下の方のリーディングは受けない主義で、
どうしても、との理由が無い限りは高校生のリーディングなんて、とんでもない!のですが、
長年のお付き合いのクライアントさんの渾身の依頼で、
保護者同伴、内容により途中切り上げありという条件で受諾。
当日は父親と一緒にみえました。

「とても素敵なカフェが近所に出来て、どうしてもバイトをしたくて応募し、採用されたんですが。」
……それは良かったですね。
「でも、コーヒーを作る研修中に、周りの人と余り上手くいかなくなって。」
……それは残念でしたね…
「それで、まだ辞めたくなかったけど辞めました。
でも、どうして私が我慢しなくてはならなかったのでしょうか。
それが私の、カルマでしょうか。」

…最後にメガトン級の、話の前後がつながらないコトバ。
アルバイト辞めるのがカルマ?
いやいや、そういう展開にカルマ、というコトバを使ったら、ますます何だか、わからなくなりそうな。

「あの、コーヒーの淹れ方が全く、だめ。許せない。」
「温めたミルクを入れる方法、あんなんじゃ、だめ。」
え?マニュアルですよ?
かわいい顔の高校生は、ニコニコしながら
「私のやり方じゃないと、あのカフェはだめになるの。」
いやいや、マニュアルってそういうものではないですから。

「だって、あんな方法ではダメ。」
「正しいのは娘です。この子は感性が良いんです。
娘は傷付いて、不登校になってしまいました。
カフェに損害賠償をしつつ、経営権を取れたら取ろうかと。」
??????

どえりゃー人たちをねじ込んできたな、あのクライアントさんもペナルティだ。
と思いつつ、全く噛み合わないそれぞれが一方通行の話をしつつ、時間終了。
最後まで、高校生は
「私がやりたいように、どうして出来ないの?」
と聞いてきて、納得するまで帰れないと繰り返していました。

その後、風のうわさで
父親と娘さんは詐欺行為で捕まった、と聞きました。
父親は確かに山っ気があったけれど、
娘さんは、本気で全てが自分の思い通りにいくと考えでいました。
境界性人格障害。
出来ること、出来ない事が判別出来ない障害。

何事も、本物を維持するための
大切な手順はある、といつも思います。
そして、彼女はきっと、
あの父親の娘、となることがカルマなのだろうな、と。

カルマの為に生きるのではない。
カルマを言い訳にしたくはない。
でも、カルマを教えてくれる人はとてもとても少ない。

夏が行く。


庭の柚子の若葉。
よく見ると、小さな小さな丸いものが葉っぱについているのがわかるでしょうか。
少し白っぽいものと、少し黒っぽいもの。

これはアゲハのたまごなんです。
多分、この柚子の木でこのアゲハは育ったのでしょう。
「実家」にたまごを産みに戻る性質が、ある種の蝶にはあるそうです。

この家に移り住んだ時、
アゲハやクロアゲハがよく飛んできて、
邪気祓いに植えていた金柑にたまごを産み付けていました。
金柑一本だけでは産卵場所が足りないかな、と柚子を2本
追加して植えまして、
それからは毎年、アゲハやクロアゲハが産卵に来るようになっています。

今日で8月が終わります。
今年はコロナの影響のせいか、
はたまた酷暑で頭の活動が鈍るせいか、
季節感が余りなく、いつもふうふう、ひいひい
言っているうちに暦だけが過ぎていく、という感じです。

白っぽいたまごはまだ、産み付けて間もないたまご。
黒っぽいたまごは、もうすぐ幼虫になるたまご。

若枝が伸びてきていたので、邪魔かなと何気なく手折ったら、青虫になる前のアゲハの幼虫がいて、
赤い角をにょきっと出して、頭を振って怒っていました。

ごめんね、ごめんね。怖かったね。


葉っぱにピントがあっていますが、
中央のボケた、鳥の糞に擬態しているのが幼虫です。
赤い角は引っ込めてくれました。

この幼虫がちゃんと青虫になり、サナギになり、成虫になれますように。
気候次第で、さなぎのまま越冬するか、成虫で越冬するか、
いずれにしても秋産まれの蝶は、春産まれより過酷な季節を生き延びていかないとなりません。
しかし、比較する対象を知らないこの幼虫は、
もくもくと、たくさん葉っぱを食べながら変態を待つのでしょう。

頑張ってね。
秋に、そして来春に、蝶になったあなたを見せてね。

行ってらっしゃい。


夏の江ノ島付近、真夜中の空。
不思議な光。雷雨ではなく。

33年間お付き合いし、26年間一緒に暮らした
姑が先日、他界しました。
寿命を全うし、幸せだったと思います。
葬儀が済んで、仮祭壇を設置しています。

今朝の夢で、
いつの間にか姑が若返って帰ってきている。
まあまあ、おばあ。こんなに若返って。
ご飯食べる?ビール飲んじゃう?
姑は楽しそうに飲み食いし、テレビをみている。
お酒が無くなったから、買いにいくねと私は家をでる。

ビールや酎ハイを買って帰ってくると、
一階のベランダの窓から姑が出掛けるところでした。
おばあ、出掛けるの?お土産、たくさん持った?
私は声をかける。
そんなとこから出ないで、玄関から出れば?と。

姑は、
いやいや。もう玄関からは出られないのさ。
玄関から出入りするのは、もうお盆の迎え火と送り火のときだけさ。
私らはお盆、やらなかったけどさ。
アキヨさん、あんたはちゃんとやってよね。
じゃあ、行ってくるよ。

そう言って、姑は早足ですたすた出掛けていき、
私は目が覚めました。

おばあ、行ってらっしゃい。
大丈夫、私はお盆の所作はわかるから
子供たちにも教えるからね。
お世話になりました。

婚カツをなさっている方へ。


残暑お見舞い申し上げます。
今年の夏は、また一段と暑くて暑くて。
猫も犬も、なんとなくゆるゆる状態。

弟子の天野ゆうじさんが、
婚カツに関してブログに記しています。

https://iaoh.jp/blog/amano/

男性の目からみた婚カツ、
どうぞご参考になさってくださいね。

暑いので…


毎日、本当に暑いので。

学芸大学オフィスに、室内噴水を2つ、設置してみました。
かすかな水音。
優しいひかり。

空間の浄化にも一役、買ってくれています。

礼儀正しい?


相鉄線イメージキャラクターの「そうちゃん」。
新しい車両のパスケースに乗っています。
(クライアントさまに頂きました。ありがとうございます!)

連日、酷暑が続いています。
学芸大学オフィスはビルの最上階に加えて、
屋根裏部屋的な構造なので、真夏の太陽に照らされて
昼から夜19時くらいまで猛烈な暑さになります。
加えて、換気の為に窓を開けると、
ベランダから熱風が吹き込んできて、まるでサウナ。
熱風でも換気を取るか、悩むところです。

そんな暑さの中、
青白い顔色ですっかり疲れ切ってお越しになったクライアントさん。
教育・研究関係の、責任ある難しいお仕事。

「いやあ、暑い。」
猛暑の中のご足労、大変恐縮です。
あら、少しお痩せになりましたか?
今はコロナ太りで、
平均2キロは増えるのが王道らしいですが。
逆にお痩せに?
「うーん、いろいろ本当に悩ましくて、
頭がぐるぐるしちゃってまとまらなくて。
変、みたいです。職場の人たちにも、大丈夫ですか?
って、毎日、聞かれてしまうくらいだから。
食欲も無くて。食べたくないんですよ…」

ありゃー。それは難儀ですね。
そうですね、
ちょっと見はバランス取れているように見えますが、
かなり混乱していますね。
これはキツイですね。
心療内科でお薬を?それは必要ですね。
医師の指示に従いながら、きちんと飲んでみてくださいませ。

なんだか、物凄く気が滅入ったり、逆にハイテンションになったり、騒がしいような、全く落ち着かない状況ですね。
「そう。もう何をどうしたら良いのか。」
「とにかく、何でこんなに自己否定が強くなったのか…」

そんな会話をしていて、
気付いたら流しているBGMの音楽が、
原因不明のハウリングを起こして、
不思議な宗教音楽のようになっていました。
あれ。これは変。何かあるかな?
少し身構えていたら、
玄関にかけてある「さるぼぼ」につけてある鈴が
ちり、ちり、ちり。と鳴り出して、
すうっと空気がながれて部屋の空気圧がちょっと変わったような、
何かが確かにドアを開けて出ていった気配がありました。

しかし、ドアが開いた音はしない。

クライアントさんと顔を見合わせて、
今、確かに何かドアから出ていきましたよね、と話をする。
クライアントさんはうんうんうん、と頷いて
「あ、でも身体が軽くなって、
なんだかすっかり気分が良いです。
何かその、出ていきましたよね。」
「はい、そうですね。」
「ドア、から出ていきましたよね。」
「はい、ドアからですね。」

「いやー、なんと申しますかその。
不思議なものも、礼儀正しいんですねえ。
ちゃんとドアから出ていくなんて。」

確かに。
どこでも通り抜け出来るはずなのに、
何故かやはり開口部を通る傾向強いですね。
ドアとか、窓とか。

礼儀正しいのかどうなのか、わからないですが、
時期はお盆。
礼儀正しくお迎えし、送りたいと思います。

人形の夢。


江ノ島にある「児玉神社」の地域猫さん。
狛犬の足の間からこんにちは。

霊的に意味がある夢をみることが出来る能力者を「夢見」といいます。
トランス状態になり、憑依させる事でビジョンをみていくのはシャーマン。
みる夢そのものに意味があり、独特な夢をみるのが夢見。
しかしながら、夢見は必ずしも、自分がみた夢を理解、解析出来るわけではありません。
審神者(サニワ)的な解説者を必要とする場合が多いです。
私には3人の子供がおりますが、長女が夢見のようです。

今朝、長女がみた夢。
(うちは二世帯住宅です)
一階の親世帯のベッドに寝転んでいて、
ふと「人形」が三体、そこにあるのに気づく。
コケシのような、シンプルな構造のそれには、
一体には全体を覆うような「バツ✕」がついていて、
一体には頭に✕。
もう一体はどうも、下半身が無いみたい。
それを見てとうとつに、
「そうだ、このうちに以前住んでいたひとりは既に世を去り、
もうひとりは知的障害があり、もうひとりはパーキンソン症候群で歩けなくなっていた…」
と、「思考」が動きだす。
すると、なんだかさわさわさわ、怖さが訪れてくる。

夢の中で、慌てて手荷物をまとめ、
帰ろうとして玄関に急ぎ行くと、
いつの間にか「人形」の一体が玄関に居て、
ぴょん、と飛び付いてぶら下がる。
ドアは開かない。
恐怖の波が来て、目が覚める。

うーん。
そうね、「誰か」が、帰りたがっているような。
思念は、それを絶え間なく思い続け、考え続けることにより
「ヒト」から独立し、
それに雑鬼がまとわりついて、いつの間にか魍魎となる。
そういう事はある、と私は考えていて、
今回はそのケースかしら。

昼頃、姑が入院していた病院から連絡があり、
今のうちに皆さんで御見舞に来て構いませんよ、とのお話。クライアントさんに連絡し、後日振替にして頂きました。
ご快諾くださってありがとうございました。

見舞いに行ったら姑はそれなりに元気で、でも
見舞いの間、姑はずっと「足がね。」と言っていました。
痛いでも、痒いでもなく、ただ「足がね。」と。

病院からの帰り際に、家人のシャツのクビの後ろ、
丁度、正中線のところに何か、付いているのに気が付きました。
鳥の糞?
糞のような「汚いもの」が身体に、付くこともケガレ、
となります。
ケガレは、その力で結界を解除してしまったり、します。
家人がそのまま、帰宅して家に入ったら
彼が家の結界を壊し、いくらでも魑魅魍魎が自宅に入ってきてしまう状況。
自宅前でシャツを脱がし、激しく祓いながら道を作り、
無事に帰宅。
しかし、どこで鳥の糞が付いたのか、
皆目、見当がつかない状況でした。

何も起きなかったのか、
これから起きてくるのか、まだまだわからないですが
日々、よくわからない、不思議なことは
たくさん、生じているようです。

例えば、人形の夢をみる、とか。