雪虫が飛び始め。


雪国の叙情詩、雪虫。
雪国に雪が降り始める前に必ず飛ぶ、とても小さな虫。
お尻に綿毛のような、白いふわふわを付けてふわふわと飛ぶ。
雪虫が居なくなると、不思議なほど雪が降り出す。

日暮れが早い北国の夕刻、飛び交う小さな白い雪虫が見えるでしょうか。

そして、日が落ちると街灯が無い平原は真っ暗。

画面右手に微かに光って見えるのは宵の明星。
(左端は遠い民家の灯り。)
暗闇の深さは全ての音も感情も吸い込むような。

ほんとうにちっぽけな雪虫は、
それでも必死に飛び交い、しかし思考はあるのかしら。
小さな小さな命は、世代を繋ぐ事のみに生まれてくるのかしら。

今年の北海道は紅葉が素晴らしく。
でも確かに冬は近付いていて。

素晴らしいモミジ


北海道大学銀杏並木。


定山渓の山々。

美しい。
でも、今年は自然災害が多く。
美しいと感じられる事は、
それが美しいのだと考えたり。

儚い雪虫たちに想いを馳せて。